CASE 3 事例紹介:橋梁の内部損傷の推定
研究概要
- 背景と目的:
- 従来、橋梁などインフラ設備の点検には人手による作業が行われていて、作業の属人化・保守のためのコストの増大が問題になっていました。
- 行った分析:
- 橋梁表面に設置した3軸加速度のセンサーで取得した振動データをもとにTDAで特徴量を抽出し橋梁内部の損傷状態を推定する手法を開発。
- 結果:
- 橋梁内部に損傷が生じた際の兆候を早期に高精度で検出することができるようになりました。これにより点検・補修の計画立案が可能となり、維持管理業務のコスト削減・高度化に貢献できるようになります。
参考文献: トポロジカルデータ解析を用いた橋梁モニタリングデータの分析
金児純司,梅田祐平,梅宮茂良,菊地英幸,石黑健,松林卓,石田正博: 土木学会第 73 回 年次学術講演会: 2018-08-29